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(2)集団指導
集団指導では、参加者相互の刺激や自己啓発意欲をうまく活用することにより、個人指導では得られない効果が期待されます。
?@ 職場の目標管理による指導
職場としての事業達成の目標を定め、年間計画を立てます。そのとき課長、課長補佐、主査、担当等それぞれの目標を設定し、実施し、進捗状況を報告します。上司は、その進捗状況に応じ、指導をします。このことは個人的にもできますが、職場全体やグループで行なうことにより、他の仕事の内容の理解や支授体制をとることが容易になります。
?A 職場研修会による指導
年間の職場研修会の計画を立て、計画的に実施します。このときに大切なことは管理職だけで計画を立てるのではなく、職場全体の共通の理解の上に立てることです。また、年度途中での変更等についても柔軟に対応しましょう。
職員担当では、職場研修会の推進のため、「職場研修年間計画書」、「職場研修実施予定届」、「職場研修講師謝礼負担依頼書」や「職場研修実施結果報告書」の提出を各課にお願いする一方、外部講師を呼ぶ場合の謝礼金の助成や、実施する上での情報や資料についての提供をさせていただいています。
○ 話し合いにより、仕事上の課題や職場の問題点を発見し、それを解決することを共通の目標として掲げ、実践する。
○ グループ単位で研究し、その成果を職場内で報告し、全体で討議する。1人では考えつかなかったものが、集団思考で補い合うことができる。
○ 外部講師や庁内講師により、講義を行う。質疑応答や討議を加味することにより参加者を能動的立場にさせることが大事。

 

5 職場研修の実施上の諸注意
?@ まず信頼される関係づくりを。
?A 常に相手の立場に立って。
?B やらせるのではなくて、やる気を起こさせる(動機付け)。
?C 明るい職場の雰囲気づくりを。
○ あいさつがしっかり行われ、また、よい人間関係ができている。
○ 歓送迎会、忘年会以外の、レクリェーションも行われる等。 以上

 

 

 

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